2011年11月3日木曜日

全映協グランプリ2011・高校の部で優秀賞に


本校放送局の制作したドキュメンタリー映像作品「18歳の選択」が「全映協グランプリ2011」に出品され、全国各地の予備審査を経た作品群の中から、高校の部で優秀賞に選ばれました。授賞者は式典に招待されるということで、この作品の制作に関わった3年の船木くんが、本校放送局を代表して長野の式典に参加して来ました。以下、長野レポートです。




新千歳空港から長野県の信州まつもと空港行きの飛行機は一日往復1本しかないため、前日のうちに長野市に入りました。そのお陰で、国宝に指定されている木造建築の中で三番目に大きいとされている善光寺を観光できました。



次の日、式典当日、会場で受付を済ませると、係の方に中に案内されました。席を見ると、長野県知事や総務省、経済産業省の方たちも列席する模様です。式典の様子はUstreamで世界に生中継されました。








午前中、総務省情報流通業政局の方やUstreamAsia代表の方の講演を聞いたあと、午後からは、いよいよ授賞式です。授賞者は授賞の感想を一言述べなければならないようです。




番組部門、CM・キャンペーン部門、デジタルコンテンツ部門と続き、学生部門、大学・短大の部そして、いよいよ高校の部の表彰です。最優秀の文部科学大臣賞ではなかったものの、学生の部では北海道で唯一の優秀賞です。


壇上で授賞のコメントをして、全映協理事長よりトロフィーを受け取る船木くん。呼ばれるまで随分緊張していたようですが、山梨から駆けつけたお父さんも見守る中、プロの人たちの前で、堂々と制作者としての思いが伝わる立派な感想を述べました。その様子を少しだけご覧下さい。






夜の交流会では、シンポジウムのパネリストとして参加した大坂のプロダクションの方に船木くんが自ら挨拶に行きました。自分の名刺を持っていなかったので、メモ帳に連絡先を書き「御社の映像を是非見たいです!」と直談判していました。


プロダクションの方も快く応じてくれ、その後も色々と業界の貴重な話しを聞くことができたようです。海外で活躍した経験のあるディレクターさんの言うことは、やはり違います。総務省の方とも直接話しをすることができました。そばで聞き耳を立てると「君みたいな人が役人になって欲しい!」と言われていました。(笑)


今回のグランプリでは、NHK北海道や北海道テレビ(HTB)の制作会社の方々もプロの番組部門で授賞しており、交流会の後、北海道チームで食事会を行いました。


ここでもテレビ業界の苦労話やテレビマンとしての職業観など、たくさん聞くことができました。皆さんの話を聞いていると、テレビの仕事は大変でも、皆、本当に映像が好きで、誇りを持って仕事しているのだというプロ意識を感じ、とても刺激を受けました。「北海道の代表校として全映協で授賞したのだから、自信を持っていいんだよ!」「いつでも相談して。一緒に何かやろう!」などと、有難い言葉もかけてくれました。


北海道での再会を約束し、記念撮影などをして食事会は終了。
帰り道では「今回は賞やトロフィー以上に重いものを得られた」と船木くん。昨年制作した「18歳の選択」がこうして息の長い作品となり、数々の意義深い貴重な経験ができて本当に良かったですね。

来年以降も本校放送局から良い作品が生まれ、先輩から後輩へ、良き伝統になって欲しいものです。1、2年生で興味のある人は是非放送局に入りましょう! このエントリーをはてなブックマークに追加
 
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