2010年11月19日金曜日

小樽祝津鰊御殿見学

今回の総合講座「後志探訪」は小樽祝津海岸にある鰊御殿を見学しました。当時の総工費およそ30万円あまりとのことで、新宿の有名デパートの総工費が50万円したと言われる時代ですから、個人の別邸としてはかなり贅沢な作りです。
建築材には本州から取り寄せた杉、けやき、桧などの大木がふんだんに使われており、いずれも現在は手に入らない部材だそうです。ふすまには、当時の一流絵師、書家の作品が描かれています。



記念撮影用の法被を身にまとって、なにやらキメのポーズをとっていますが・・・(汗)
法被を見るとどうしても「YOSAKOIソーラン」を彷彿とさせてしまうのでしょうか。


大正時代当時、この辺の海で鰊がたくさん穫れた頃、鰊漁で財を成した網元が
ここで多くのやん衆を雇い鰊漁を行っていました。鰊漁の栄枯盛衰の歴史を語る芸術品。建物の佇まいを眺めているだけで歴史のロマンを感じます。
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